ライセンスフリーラジオ(フリラ)
ライセンスフリーラジオ(フリラ)とは
ライセンスフリーラジオとは、一般的には「フリラ」と呼ばれ、無線従事者の免許を必要としない無線交信することをいいます。
これまで趣味などで無線機器を用いて交信する場合、アマチュア無線(通称ハム)従事者の免許を取得していましたが、フリラの無線機器は一定の制限がありますが、そうした免許を必要とせず楽しむことができます。
また、アマチュア無線ではアンテナや機器の設置は免許で許される範囲内であれば自由にできる反面、コストや技術的なハードルがあり、つまりマニア的な要素が多く60歳以上の方が主な年齢層となっています。
一方、フリラは利用できる機器に制限がある一方、比較的安価な市販の機器をそのまま使うなど、スタートアップが用意であることから20歳代といった若年層からアマチュア無線の年齢層はで幅広い年齢層となっています。
フリラとアマチュア無線の違い
フリラ | アマチュア無線 | |
---|---|---|
免許 | 免許不要 (デジタル簡易無線は免許申請要) |
アマチュア無線従事者免許要 |
周波数帯 | 市民ラジオ:27MHz 特小:422MHz デジタル簡易無線:351MHz |
3.5MHz ~ 1200MHz |
最大出力 | 市民ラジオ : 0.5W 特小 : 0.01W デジタル簡易無線:5W |
1級 : 1KW 2級 : 200W 3級 : 50W 4級 : 20W |
機器の制約など | 市民ラジオと特小はアンテナの交換は不可。デジタル簡易無線は許可されたアンテナのみで交換可。 無線機は技適機であること。また市民ラジオは旧検定機をみなし技適機とする。技適未取得の改造・自作機も可。 |
アンテナの制約は基本的に無し。 無線機は周波数と出力に応じた技適機の利用のこと。TSSやJARDで手続きを行うことで旧JARL登録機の他、改造・自作とったことも可。 |
年齢層 | 20歳~30歳がメイン。 免許取得者は減少傾向だが、震災時の機動性が評価され新規開局が増加傾向。 |
50歳~60歳がメイン。 インターネットでの情報から中高年の開局が増加中。 |
フリラ用無線機器
市民ラジオ(合法CB無線)
レジャー使用だけでなく、業務用途での使用も認められ、幅広く使用されていましたが、機器が大型・重い等の理由で人気が無くなり、現在ではほどんど販売されていません
特定小電力トランシーバー
通称「特小」といわれ、資格不要で即座に誰でも使えるトランシーバーです。
通信できる距離が市街地で100~200m程度、見通しの良い郊外でも500~1kmといった範囲です。
店舗やイベントなどで頻繁に連絡・通話を行う場合などに適しています。
また、中継器の設置で、通信距離を伸ばすこともできます。
デジタル登録局
351MHzの周波数帯を使用し、出力は5W以下に制限された無線機。
用途の制限は特にないが、総合通信局に登録が必要。
チャンネルは30個あり、秘話通信も可能。
ICOM IC-DPR7BT
ICOM MT10
用途の制限は特にないが、総合通信局に登録が必要。
チャンネルは30個あり、秘話通信も可能。
ICOM IC-DPR7BT
小型軽量、最先端の機能を備えたデジタルトランシーバーです。
ICOM MT10
最高クラスの防塵・防水性能と高い耐久性を備えた、モトローラの新商品です。